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Session28
- ロータリー青少年交換
ロータリー章典 41.060「青少年交換」
青少年交換は1974年に理事会で採択された国際ロータリーの常設プログラムである。
ロータリー青少年交換プログラムは、海外の人々と交流し、異文化を体験し、外国の生活のあらゆる側面を直接学ぶ機会を青少年に提供している。異文化出身の学生との幅広く親密な交流を通じて、受入クラブ、ホストファミリー、 そして地域社会全体も豊かになる。このプログラムは、青少年の国際理解と親善の精神を育むものである。
交換の種類
- ・ 長期交換:通常1年間のプログラムで、
交換学生は受入国でホストファミリーと生活を共にし、
学校に通学することが義務づけられています。 - ・ 短期交換:このプログラムは、数日間から数週間のものまでさまざまです。
学校が休みの期間中にしばしば行われ、通常学業は含まれません。 - ・ 新世代交換:これは、18歳から25歳までの若者を対象に、
3~6週間の滞在を行う短期の特別交換プログラムです。
このプログラムには、職業訓練的な内容が含まれる場合もあります。
地区指導者の役割
地区ガバナー
地区ガバナーは、青少年交換プログラムを監督し管理する責務があります(41.060.1)。
地区ガバナーは、以下の任務を遂行します。
- ・ 地区青少年交換委員長を任命する。
- ・ 地区青少年交換委員会の任命を監督する。
- ・ 青少年交換活動が適切に実施されるようクラブと地区のプログラムを支援し、監督する。
- ・ 問題が起きた際に対処し、クラブまたは地区委員長に代わって、
相手地区の地区ガバナーと連絡を取る。
クラブの役割(青少年交換要覧)
交換に参加する各クラブは、以下の責務を担います。
受入学生のために、
- ・ 受入学生が到着する前に関係を築き、連絡を取り合う。
- ・ 空港または駅で学生を出迎える。
- ・ 長期交換中に学生が通学する学校との調整を行う。
- ・ 学生にロータリアンのカウンセラーを指定する。
- ・ ホストファミリーを選考し、交換期間中を通じてホストファミリーとの連絡を維持する。
- ・ 地区受入コーディネーターと連絡を取り合う。
- ・ 長期交換学生に、毎月の小遣いを支給する。
- ・ 地区とクラブの青少年交換活動との調整を図り、クラブの活動がRIと地区の方針を遵守していることを確認する。
- ・ 地区青少年交換会合に出席する。
- ・ 学生に対するクラブの期待事項を定める。
- ・ 地区大会など義務づけられた行事に学生が出席していることを確認する。
- ・ プログラムを改善するために学生から意見を聞く。
- ・ 学生に関する問題または懸念事項について、地区青少年交換委員長に通知する。
上記の責務は、クラブ会長、クラブ青少年交換委員会と委員長に以下のように分担されます。
- ・ クラブ会長はクラブ青少年交換委員長を任命します。
クラブ会長はまた、クラブ委員会の選考を監督し、クラブの青少年交換活動を援助します。 - ・ クラブ青少年交換委員長は、学生の受け入れに関連するすべての活動を計画、実施、支援します。
- ・ クラブ青少年交換委員会は、委員長の指示に従い援助を提供します。
ロータリアン・カウンセラー(ロータリー章典 41.060.1)
派遣クラブと受け入れクラブは、学生1人につきロータリアンのカウンセラーを1名ずつ選任しなければならない。
カウンセラーは学生と定期的に連絡を取り、学生とクラブ、学生の保護者、ホストファミリー、地域社会全体との
連絡役を果たす。
学生の責務(ロータリー章典 41.060.15)
- ・ 学生は常に、自己、母国、そしてロータリーに恥じない態度を取るべきであり、相手を尊重し、責任を持って行動し、
プログラムにおける自分の役割に相応しくあるべきである。 - ・ 学生は、言語の習得を含め、受入国の生活様式に順応するよう努めるべきである。
- ・ 学生は、交換期間中いかなる種類の自動車その他の動力付き車輌も運転すべきではない。
また受入国内で動力付き車輌を所有すべきではない。 - ・ 学生は、両親または法的保護者と、参加クラブまたは地区の同意なくして、
受入クラブの所在する地域外へ旅行すべきではない。 - ・ 学生は、交換中、ホストファミリー、受入クラブまたは地区の監督と権限を受入れるべきである。
(2017年3月29日)