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Session27
- 米山記念奨学会
「米山記念奨学会」の歴史
- 1952年12月
- 日本で最初のロータリークラブを創立した米山梅吉氏の功績を記念して、
東京ロータリークラブが米山奨学制度を設立。 - 1954年 9月
- 奨学生第1号のソムチャード(タイ)君来日。
- 1957年 9月
- 国内全クラブの合同事業として「ロータリー米山記念奨学委員会」が結成され、
全国組織となる。 - 1960年 1月
- 「ロータリー米山記念奨学会」と名称変更。
- 1967年 7月
- 文部省からの許可を得て、「財団法人ロータリー米山記念奨学会」が設立された。
- 2012年 1月
- 公益法人制度改革に伴い「公益財団法人ロータリー米山記念奨学会」へ移行。
「米山記念奨学会」について
- ①
- 外国人留学生に対し、日本全国のロータリークラブ会員の寄付金を財源として、
奨学金を支給し支援する民間最大の奨学団体です。 - ②
- 目的
将来母国と日本との懸け橋となって国際社会で活躍する優秀な留学生を奨学することを目的としています。
優秀とは、(1)学業に対する熱意や優秀性、(2)異文化理解、(3)コミュニケーション能力への意欲や能力に
優れている点が含まれます。 - ③
- 民間最大の国際奨学事業
年間の奨学生採用数は720人(枠)、事業費は12.4億円(2013-14年度決算)と、国内では民間最大の国際奨学事業です。これまでに支援してきた奨学生数は累計で18,648人(2015年7月現在)。その出身国は、世界123の国と地域に及びます。 - ④
-
重なり合うハートは「ロータリアン」と「奨学生」を表しています。外国人留学生の支援・交流を通じ、国を超えた絆や信頼関係を築き、やがて一人ひとりの胸に世界平和を願う”心” を育てるという、事業創設の願いが込められています。
手は、そうした”心”を生み出すと同時に、当事業がロータリアンの手で支えられていることを示しています。 - ⑤
- 世話クラブとカウンセラー
米山奨学金には、奨学金による経済的な支援だけでなく、ロータリークラブ独自の世話クラブと
カウンセラー制度による心の通った支援があります。
寄付の種類
- ①
- 普通寄付金
クラブ事務局を通じて会員名を入力した日本の全ロータリークラブ会員からクラブを通じて定期的にいただく寄付です。
各クラブで会員一人あたりの金額を決定し、半期に1度、会員数分をご送金いただきます。
クラブ事務局からご申請いただければ、税制上の優遇措置を受けるための申告用領収証を発行いたします。
普通寄付金額は5,000円です。 - ②
- 特別寄付金
個人、法人、またはクラブから、普通寄付金以外に任意でいただく寄付金です。
ロータリー関係者以外の一般個人、法人、団体からもお受けします。
金額にきまりはありません。いつでも、おいくらからでもご送金いただけます。
葉山ロータリークラブの特別寄付金額は15,000円です。 - ③
- 遺言寄付金
遺言によって、ご自身の財産を奨学事業のためにご寄付いただける制度です。
相続税法上の優遇措置を受けることができます。
奨学金の種類
- ①
- 学部課程ロータリー米山記念奨学金(YU): 月額10万円
指定校となっている大学の学部3、4年および医・歯・獣医学部5、6年、高等専門学校専攻科1、2年、
専修学校高度専門士課程3、4年を対象とする。課程終了までの最長2年間。 - ②
- 修士課程ロータリー米山記念奨学金(YM): 月額14万円
指定校となっている大学院修士課程1,2年を対象とする。 課程終了までの最長2年間。 - ③
- 地区奨励ロータリー米山記念奨学金 : 月額7万円
大学・大学院以外の高等教育機関を対象とするプログラム。
指定校となっている短大・高等専門学校・専修学校専門課程に在籍する正規留学生。1年間。
米山記念奨学金への寄付に対する表彰制度
① 個人寄付への表彰
特別寄付金の累計額が対象です。
- ・3万円 : 準米山功労者 : 感謝状なし
- ・10万円 : 第1回米山功労者
- ・20万円以上 : 米山功労者マルチプル
- ・100万円以上 : 米山功労者メジャードナー
② クラブの表彰
全寄付金の累計額が対象です。
- ・100万円毎 : 米山功労クラブ
- ・1000万円毎 : 達成クラブ
税制上の優遇措置
ロータリー米山記念奨学会は、内閣府より「公益財団法人」の認定を受けているため、
寄付は所得税(個人)、法人税(法人)の税制優遇が受けられます。
また、遺言による寄付も税制優遇が受けられます。
(2017年3月22日)