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- Session11 基本的教育と識字率の向上月間
Session11
- 基本的教育と識字率の向上月間
ロータリーの特別月間変更
2014-15年度までは、9月は「新世代のための月間」でしたが、2015-16年度から「基本的教育と識字率の向上月間」に変更されました。また、日本では9月は「ロータリーの友月間」になっています。
2014年10月RI理事会は、重点分野である「基本的教育と識字率の向上月間」である9月を、地域社会で基本的教育を普及し、識字能力を高めるためのプログラムを支援し、地域社会の参加を促進、成人識字率の向上、教育における男女格差を減らすための活動、基本的教育と識字率向上に関連した仕事に従事することを目指す専門職業人のための奨学金支援を強調する月間としました。
ロータリー財団の重点分野
- • 平和と紛争予防/紛争解決
- • 疾病予防と治療
- • 水と衛生
- • 母子の健康
- • 基本的教育と識字率向上
- • 経済と地域社会の発展
重点分野の目的と目標
ロータリー財団は、ロータリアンが以下のような形で、人々の基本的教育と識字能力習得を支援することを可能にします。
- 1. 基本的教育と識字能力をすべての人々に与える地域社会の力を高めるプログラムを支援し、地域社会の参加の促進。
- 2. 地域社会における成人の識字率の向上。
- 3. 教育における男女格差を減らすための活動。
- 4. 基本的教育と識字率向上に関連した仕事で活躍していくことを目指す専門職業人のための奨学金支援。
小学校に通っていない子どもたち
教育は基本的人権であり、質の高い教育は個人および社会全体の発展と豊かな暮らしのために必要不可欠です。
1999年、1億800万人の子どもたちが小学校に通っておらず、そのうち3分の2が女の子でした。2013年時点で、いまだ約5,900万人の子どもたちが小学校に通えていません(ユニセフ)。
識字
日常生活で必要な文章を理解して読み書きできる能力のことを「識字」と言います。文字の読み書きや計算ができない人々を「非識字者」と呼び、世界には約7億8100万人の成人非識字者(15歳以上)がいると言われています(ユネスコ)。
人の生死に関わる識字の意義
カンボジア語(クメール語)で左から「水」、「毒」、「薬」と書かれています。
読めなければ…
世界の識字率
Source: 2013 UN Human Development Report individual statistics
9月8日は「国際識字デー」
「国際識字デー」とは、識字の重要性を世界に訴えかける日として、1965年にユネスコが制定した国際デーです。1965年9月8日、イランのテヘランで開催された世界文相会議で、パーレビー国王が各国の軍事費1日分を識字教育にまわすように提案したのを記念して制定されました。
(2016年9月28日)