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Session8
- ロータリーと寛容
ロータリーでは“寛容” が大事といわれます
“寛容” … 「広辞苑」では、
1. 寛大で、よく人をゆるし受けいれること。咎めだてしないこと。
2. 他人の罪過をきびしく責めないというキリスト教の重要な徳目。
3. 異端的な少数意見発表の自由を認め、そうした意見の人を差別待遇しないこと。
…ということは、ロータリーは狭量、厳格で人を許さず、咎めだてし、
異質な少数意見を持つ人の自由を認めず、差別するということですか?
ロータリーで“寛容”を主張したのはPaul Harris氏
Rational Rotarianism(合理的ロータリアニズム)
「もし神の導きで、いつの日か巨大なコロシアムの演壇に立ち、すべてのロータリアンと向かい合い、
私が一言だけ語ることを許されるなら、一瞬のためらいもなく、私は大声を張り上げてこう叫ぶ『 寛容! 』と。」
Rational Rotarianism (合理的ロータリアニズム)
すべてのロータリークラブの会員のほとんどは、次の3つの種類のいずれかに当てはまるのではないかと考えるのです。
(ロータリーに対する考え方の多様性)
- • ロータリーにビジネスを持ち込んではならないと主張する人。
- • ビジネスこそロータリーの全てと信ずる人。
- • ロータリーとは公共的活動および親睦を、商売と合理的に混ぜ合わせたものであるとする人。
どのような教義、どのような主義といえども批判される運命をもっています。
しかし、合理的な批判であれば、それに耳を傾けてそれから何物かを得ることが英知であると言えましょう。もしロータリアニズムが、全国民を陪審員とする審理において、いささかでも悪びれるところがあるとすれば、それはロータリーに合理性の欠けているところがあるからであり、早速改められなければなりません。
もし、私たちがロータリーを可能な限り高い水準に置いて、そしてそこにとどめておくならば、たとえ私たちが裁きの庭に引き出されたときでも、証人を得るのに苦労するようなことはないでしょう。
このように考えるとき、皆さんのそして私の双肩には重大な責任がかかっています。
しばし沈黙して、初めに書いたあの独白『寛容』の一語に耳を澄ましてみようではありませんか。
それからまず、真剣に自ら反省し、それを表現してみようではありませんか。(合理的ロータリアニズム ロータリーの友 2001年 1、2月号)
“Rational Rotarianism” と “The National Rotarian”
1910年の全米ロータリー連合会でクラブ間の連絡を効果的に行うために連合会誌の発行が提案されましたが、中央集権的で、各クラブの自律性を損なうということで却下され、「印刷物の配布を許可する」と修正されました。
1911年、Paul Harrisは “Rational Rotarianism” を執筆し、これを全米の会員に郵送するよう Chester Perry(初代事務総長、The National Rotarian 初代編集長)に依頼しました。
Chester Perryはこれをパンフレット形式にして、広告を掲載して資金を調達して郵送しました。
これが The National Rotarian 創刊号です。
この時は、一回限りとしていましたが、会員からの要請もあり、1911年8月のPortland大会で全国紙を定期発行することが全会一致で承認されました。The National Rotarian誌は、翌1912年に “The Rotarian” (国際ロータリー公式機関誌)に改称され、現在に至っています。
(2016年9月7日)