今月のロータリー月間は「母子の健康」。RCでは、教育、予防接種、出産キット、
移動クリニックなどの方法で母子の健康を推進しています。
 また、女性を対象に、HIV母子感染の予防、母乳による授乳、病気の予防に関する教育も行っています。
過去の活動で、興味深いものがありました。「子宮頸がんで亡くなる人がなぜ絶えないのか」という記事です。
子宮頸がんは予防と治療が可能であるにもかかわらず、死亡率は、乳がんと診断された女性のほぼ2倍。
これはなぜか?亡くなる女性の約90%(2020年34万人以上)は、低・中所得国に住んでいますが、
これらの国では予防、検査、治療へのアクセスが限られています。
これまでにロータリー財団による寄付とワクチン接種、啓蒙活動など世界中のロータリアンが活動しています。
私自身3年前に子宮頸がんを患いました。医療水準の高い日本ですが、じつは若年層の罹患率も、
死亡率も増加傾向にあり、1日に10人が子宮頸がんで亡くなっているそうです。
では医療水準の高い日本の母子の健康はどうなっているのか?妊産婦や乳児の死亡率は減っている、
虫歯も減っている、ただ増え続けているものがあります。児童虐待です。
しかも実の母親によるものが圧倒的に多い。貧困や、頼る人がいないなど、
様々な背景があり簡単に解決でる問題ではないと思います。ですが世の中のお母さんが心身ともに健康で、
笑顔で、幸せに生きることができれば、世界は平和になる。
そんな社会づくりに少しでも貢献できる人になりたいと「母子の健康月間」に思ったことでした。

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