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Session17
- ロータリーの世界的交流とクラブ
クラブと会員が参加する世界的交流の場
国際大会
- ・ 年次国際大会の主たる目的は、国際レベルにおいて、全ロータリアン、特に次期のクラブ会長、役員を鼓舞、激励し、
かつ情報を与えることによって、地区レベルとクラブ・レベルにおけるロータリーの発展を活発に推進しようとする
意欲を起こさせることです。
規定審議会
- ・ クラブは規定審議会に制定案または決議案を提出できます。
- ・ クラブは規定審議会で地区内クラブを代表するロータリアンを1名選ぶことができます。
世界平和フォーラム
- ・ 世界平和の実現のために何をなすべきかなどについて考える集まりです。
ロータリアンによる世界的交流の場
ロータリー友情交換
- ・ 国境を越えた人と人との交流を通じて国際理解、親善、平和を推進するために、異なる国同士のロータリアンと
その家族が相互に訪問し合い、ホームステイを行うプログラムです(ロータリー章典41.040.)。
世界ネットワーク活動グループ
- ・ ロータリー親睦グループ(職業および趣味に基づく)またはロータリアン行動グループ(奉仕活動に基づく)として、
共通の関心を通じて集まった異なる国出身のロータリアンとその他の人々から成るグループです。
国際的な親睦、友好、奉仕活動を助長することを目的としています。すべてのロータリアンとその配偶者、および
ローターアクターが参加できます。 活動はRIに依存せずに独自に実施しなければなりませんが、ロータリー標章の
使用を含め、RIの方針に従わなければなりません。
クラブが責任をもつ世界的交流の場
ロータリー青少年交換 (ロータリー章典 41.060.)
- ・ 青少年交換は1974年に理事会で採択された国際ロータリーの常設プログラムです。
- ・ ロータリー青少年交換プログラムは、海外の人々と交流し、異文化を体験し、外国の生活のあらゆる側面を直接学ぶ
機会を青少年に提供しています。異文化出身の学生との幅広く親密な交流を通じて、受入クラブ、ホストファミリー、
そして地域社会全体も豊かになります。このプログラムは、青少年の国際理解と親善の精神を育むものです。
米山奨学会
- ・ 勉学、研究を志して日本に在留している外国人留学生に対し、日本全国のロータリークラブ会員の寄付金を財源とし
て、奨学金を支給し支援する民間の奨学団体です。
ロータリー青少年交換(ロータリー章典 41.060. 抜粋)
- ・ ガバナーは、地区内の青少年交換プログラムの監督と管理に対し責任を持つ。
- ・ クラブと地区が青少年交換プログラムに参加するには、地区は事務総長から認定を受けなければならない。
- ・ 地区は地区青少年交換プログラムのために、その地域にふさわしい補償額と限度額を備えた賠償責任保険に加入しなけ
ればならない。 - ・ 地区青少年交換委員会は予算を作成し、ガバナー及び地区の財務委員会の承認を得るために提出する。
- ・ この交換には年齢15~19歳の学生が参加できる。19才以上でも地域細則に基づき、提携地区やクラブの同意書の提示
によって許可される場合もある。長期交換学生は、1学年度とするが、学年度の直前あるいは直後の休暇期間の一部ま
たはすべてを含め、延長することができる。この期間中、学生は、受入国で2つ以上のホストファミリーと生活を共に
し、学校通学することが義務付けられる。 - ・ 学生は2つ以上の家庭でホームステイをしなければならず、連続して3つの家庭に滞在することが望ましい。
- ・ 派遣クラブと受入クラブは、学生1人につきロータリアンのカウンセラーを1名ずつ選ばなければならない。
- ・ 受入クラブは一切の教育費を支給し、適切な学業プログラムを手配し、オリエンテーション・プログラムを提供し、
学生を受入先地域に溶け込ませるために連絡を絶やさないようにする。 - ・ 受入クラブまたは地区は、関係者が合意の下に定めた少額の小遣いを学生に提供する。
- ・ 受入クラブは、オリエンテーション・プログラムを提供し、学生を受入先地域に溶け込ませるために連絡を絶やさない
ようにする。 - ・ 青少年交換は、プログラムの資格要件を満たし、ロータリアンかクラブあるいは地区により推薦された青少年であれ
ば、ロータリアンの子女を含め、誰でも参加することができる。 - ・ 学生の両親または法的保護者は、適切な衣類と母国と受入地区間の往復航空券を提供する責務がある。
- ・ 受入および派遣クラブまたは地区は、問題が生じた場合や緊急の場合に連絡できる人々のリストを学生に提供しなけれ
ばならない。このリストには、ロータリアンのカウンセラー、受入クラブ会長、受入地区委員長、受入地区ガバナー、
派遣地区委員長、派遣地区ガバナー、派遣クラブ会長、ロータリアンではない2名の支援提供者(男性、女性各1名)の
氏名と連絡先を含めなければならない。
また、このリストには、医者、歯医者、精神科医、警察といった地元の支援提供者の情報も含めなければならない。 - ・ 学生は、いついかなる場合においても、自己、母国、そしてロータリーに恥じない態度を取るべきであり、
相手を尊重し、責任を持って行動し、プログラムにおける自分の役割に相応しくあるべきである。 - ・ 学生は、言語の習得を含め、受入国の生活様式に順応するよう努めるべきである。
また、ホストファミリーは、学生が上手く順応できるよう助けるべきである。 - ・ 学生は、事情のいかんを問わず、交換期間中いかなる種類の自動車その他の動力付き車輌も運転すべきではない。
- ・ ホストファミリーは学生に部屋と食事を提供し、学生が十分な生活を送ることができるように適切な監督と親代わりの
責任を果たすべきである。
(2016年11月30日)